今回は「フライドエッグ(fried egg)」とは何かを、解説していきます。
結論だけをいえば、「フライドエッグ(fried egg)」とは日本でいう「目玉焼き」にあたります。
しかし、「フライドエッグ(fried egg)」と聞いた時、生まれる疑問は人によって多種多様のようです。
今回調査した結果、主に次のような疑問が多く挙がっていました。
目玉焼きについても「揚げた卵料理」についても網羅していきますので、ぜひ卵料理知識のアップデートに役立ててください。
【結論】フライドエッグとは目玉焼きのこと
「フライドエッグ」とは、ほとんどの場合、日本でいう目玉焼きを指します。
なぜなら、英語としてのフライドエッグ(fried egg)が、「油で焼いた卵」を意味するためです。
海外のレシピやメニューでフライドエッグと書いてあれば、それは目玉焼きと考えてほぼ問題ありません。
フライドエッグは呼び名の違いであり、私たちが日頃から食べ慣れている目玉焼きとほぼ同じであると理解しておくと、安心でしょう。
フライドエッグ(目玉焼き)の種類・焼き方を解説

フライドエッグ(目玉焼き)には、焼き方や黄身の状態によってさまざまな呼び名があります。
それぞれの焼き方には食感や見た目の違いがあり、料理や好みに合わせて使い分けられているのです。
その種類は、卵の片面だけを焼くシンプルな「サニーサイドアップ」から、両面を焼いて黄身の状態を調整する「ターンオーバー」まで、多岐にわたります。
目玉焼きのバリエーションを理解すれば、料理の幅が広がるでしょう。
サニーサイドアップ(片面焼き・半熟)

サニーサイドアップは、太陽が昇っているように見えることから名付けられた、シンプルな片面焼きです。
黄身を崩さずに焼くと、黄身の鮮やかな色と半熟の食感を最大限に楽しめるでしょう。
実際の手順は以下のとおりです。
- フライパンを中火で熱し、少量の油をひく
- 卵を割り入れたら、すぐに火加減を弱火にする
- 白身の端が固まり、黄身の表面に薄く白い膜が張ってきたら火を止める
サニーサイドアップは調理がシンプルであるため、失敗しにくいのが大きな利点です。
美しい黄身の色と半熟感を活かして、SNS映えする朝食や、ご飯にのせるトッピングとして活用できます。
手順も簡単なので、忙しい朝でも気軽に作れるでしょう。
サニーサイドダウン(両面焼き・半熟)

サニーサイドダウンは、最後に黄身を下にして軽く両面を焼きます。
卵をひっくり返す(ダウン)工程が入るため、黄身が薄い膜に覆われ、壊れにくくなるのです。
実際に焼くときの、具体的な手順は次のとおりです。
- フライパンを中火で熱し、少量の油をひく
- 卵を割り入れたら、すぐに火加減を弱火にする
- 白身がほぼ固まったら、フライ返しでそっと裏返す
- 裏返した後、10秒から20秒程度で火を止める
半熟感を残しつつ、黄身が流れ出すのを抑えたい場合に試してみてください。
サンドイッチの具材にするなど、手軽に食べたいときにおすすめの焼き方でしょう。
ターンオーバー(両面焼き・半熟~固焼き)

ターンオーバーは、「ひっくり返す(turn over)」という言葉のとおり、卵をひっくり返して両面を焼く調理法全般を指します。
ひっくり返したあとの加熱時間で、黄身の固さを細かく指定できるのが特徴です。
実際の調理は、以下のようにしてください。
- 片面を白身が固まるまで焼く
- フライ返しを使い、黄身を崩さないようにそっと裏返す
- オーバーミディアム(中程度の半熟)は1分程度、オーバーハード(固焼き)は2分以上を目安に加熱
- 黄身に触れて固さを確認し、フライパンから取り出す
ターンオーバーのなかでも「オーバーハード」と呼ばれるまで加熱すれば、黄身が固焼きになるので、半熟の苦手な人に向いています。
【番外編】ベースドエッグ(片面焼き・半熟~固焼き)

筆者が、休日の朝いつもやっている、超個人的イチ押しの焼き方です。
ベースドエッグとは、フライパンに蓋をして少量の水を加え、とろ火~弱火でじっくり加熱する調理法を指します。
蓋はガラスなど透明な材質で、黄身の状態を常に目視できるものが良いでしょう。
若干時間はかかりますが、片面焼きで表面に焼き目をつけず、なおかつ黄身の固さを微調整したいならおすすめです。
フライドエッグ(卵を揚げた料理)のレシピ【爆発しない注意点も】

本章では、文字通りフライドエッグ(卵を揚げる料理法)の提案をいくつかおこないます。
生卵から揚げる場合も、殻ごと加熱するのは避け、なるべく穴をたくさん開けるか、白身と黄身を崩しましょう。
いずれの場合も、短時間で揚げるのが、爆発リスクを避けるコツです。
注意点を把握したら、具体的なレシピ案を見ていきましょう。
ゆで卵の天ぷら

ゆで卵を天ぷらにすると、衣のサクサク感と卵の食感のコントラストが味わえます。
衣の香ばしさと、卵の濃厚さが良くマッチするでしょう。
| 材料 | 調理手順 |
|---|---|
| 卵……必要な個数 てんぷら粉……適量 サラダ油……適量 ハム・海苔……必要に応じて卵1個につき1つ | 1.卵を好みの固さにゆで、殻をむいて水気をよく拭き取る 2.爪楊枝で、ゆで卵に3ヵ所ほど穴を開ける 3.天ぷら粉を水で溶き、天ぷらの衣を作る 4.(省略可)ハムエッグ風にしたいのであれば、ゆで卵をハムで包み、爪楊枝でとめるか、細く切った海苔で巻く 5.ゆで卵に衣をつけたら、170℃程度の油で、衣がきつね色になるまで手早く揚げる |
シンプルに塩だけで食べてもよし・お好みでソースをかけてもよし。
もうひと手間かけると、揚げだし風にもアレンジできます。
ゆで卵にもうひと味アクセントを加えたいときに、おすすめの一品です。
玉子カツ

玉子カツは比較的簡単に作れるうえ、新食感のおかずやおつまみにおすすめです。
外はサクサク、中は半熟の状態で黄身の旨味を閉じ込められます。
| 材料 | 調理手順 |
|---|---|
| 卵……必要な個数 パン粉……適量 サラダ油……適量 | 1.パン粉の入った容器に卵を割り入れる 2.卵の上からもパン粉をまぶす 3.170℃程度の油で揚げ、火が通ったらひっくり返す 4.1分程度揚げる |
コツは、黄身が固まらないよう手早く仕上げることです。
半熟の玉子カツをご飯の上で割って、お好みの調味料をかければ、新感覚の卵かけご飯にも早変わりします。
揚げ焼きする目玉焼き【スペイン風】

スペイン風の目玉焼きは、揚げ焼きで作る、文字通りの「フライドエッグ」です。
たっぷりのオリーブオイルにひたし、ニンニクと一緒に熱します。
| 材料 | 調理手順 |
|---|---|
| 卵……必要な個数 オリーブオイル……フライパンを傾けて卵が浸せる程度 ニンニク……卵1つにつき2片 | 1.フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火で加熱 2.ニンニクが焦げる前に取り出す 3.手順2のオリーブオイルに卵を割り入れる 4.卵の白身が白く濁り、周囲に焦げ目がつくまで加熱する 5.スプーンなどでオリーブオイルを掬い取り、卵の上からかける 6.好みの焼き加減になったらフライパンから取り出して完成 |
シンプルな料理なので、醤油でもソースでもバルサミコでも、お好みの調味料に合わせられます。
ハーブソルトを少々かけたり、生ハムを添えたりしても良いアクセントになるでしょう。
フライドエッグについてよくある質問
「フライドエッグ」について世の中のニーズを調査した結果、呼び方の違いや基本的な英語表現に関する疑問が多く見られました。
一口にフライドエッグ(目玉焼き)といっても、意外とトリビアが豊富なものです。
知識が増えれば、朝食の目玉焼きの味わいも、また違ったものになるでしょう。
それでは、それぞれの疑問を掘り下げていきます。
フライドエッグとサニーサイドアップの違いは?
「フライドエッグ(fried egg)」とは、油で焼いた卵料理(日本でいう目玉焼き)全体を指します。
対して「サニーサイドアップ」は、フライドエッグ(目玉焼き)を焼く手法のひとつです。
このほか、「サニーサイドダウン」や「ターンオーバー」もフライドエッグの焼き方の一種です。
目玉焼きや卵焼きのことを英語で何という?
| 日本語 | 英語 |
| 目玉焼き | Fried Egg(フライドエッグ) |
| 卵焼き(日本のもの) | Japanese Omelet(ジャパニーズ・オムレット) |
| サニーサイドアップ(片面焼き・半熟) | Sunny-side Up |
| サニーサイドダウン(両面焼き・半熟) | Sunny-side Down |
| ターンオーバー(両面焼き・半熟~固焼き) | Turn Over ※特に固焼きのものをOver Hard(オーバーハード)と呼ぶ |
以上が、フライドエッグ(目玉焼き)や卵焼きにまつわる英語表現です。
覚えておけば、海外のレストランで好みの卵料理をスムーズに注文したり、レシピを理解したりするのに役立つでしょう。
おすすめの目玉焼き丼の食べ方はある?
目玉焼き丼には、焼き肉のタレをかけるアレンジがおすすめです。
焼き肉のタレに含まれる甘辛いコクが目玉焼きの黄身とマッチした、簡単・贅沢・安いの三拍子そろったスタミナ丼になります。
目玉焼きをごま油で焼くと、さらに香ばしさが加わり、本格的な味わいに近づきます。
好きな銘柄の焼き肉のタレを適量かけて、仕上げてください。

好みに応じて刻みキャベツやマヨネーズも加えると、食感や味にアクセントが生まれます。
特別な材料を用意する必要がなく、秒でできるこのアレンジは、一人暮らしの方や急いで食事を済ませたいときに重宝します。
まとめ
「フライドエッグ(fried egg)」とは、ほとんどの場合、私たちが普段食べている目玉焼きを指します。
「油で焼いた卵」を意味し、その調理法や完成図が日本の目玉焼きと共通しているからです。
しかしながら、我々日本人としては、フライドエッグ=目玉焼きという意外な事実に馴染みが浅いでしょう。
一口に「フライドエッグ(目玉焼き)」といっても、案外奥が深い言葉でした。

